35才・マクロビオテックと大病院内でのたらいまわし診療。

私は2001年5月17日に上田を出発し土佐清水病院へと向かいました。親から受け継いだアレルギー体質はそう簡単には良くなりませんが、土佐で受けた治療結果は予想をはるかに上回り、現実に私はとても楽になり、6月24日に長野で再診察を受け順調に治療は続いています。私と土佐清水病院との出会い、また病院を紹介してくださったアトピークラブとの出会いはちょっとドラマティックでした。

昨年私は原因不明の発熱で、プレドニンというステロイドの錠剤を内服することになりました。骨髄液、大腸カメラと佐久町に在る某総合病院で検査を受けました。が、内科の医師は「この熱は皮膚科的なモノでは?」と言いました。その医師はとても親切で良く診てくれました。同病院内の皮膚科の医師にそう告げると「ありえない。」とのこと。私は途方にくれました。私の体は弱まって、白米すら食べると痒い状態でした。仕方がなく自然食品店で売っている体に合う食べ物を(うどんとかパンとか)食べて過ごしていました。しかし今年の5月連休は私にとって辛い症状との戦いでした。なぜなら自然食の店では「はいどく」と呼んで悪いものを体外に出してしまおうという、わたしにとってハードな仕組みになっていました。(ステロイドの内服を止めること)高熱が続きました。今になって考えると確かにそのマクロビオティックというやり方で、良い方向に変わったと思います。けれども皮膚はばい菌に侵されていく、そんな弱い私の体でした。

土佐に行く前、佐久の某病院に行き、内科と、皮膚科にかかりました、皮膚科の先生は「その病院でよけい悪くなった人を5人ほど知っている、入院もしている。」と述べ、おまけに私には「不潔にしているからこうなるんだ。」と言い放ちました。「毎日きれいにできますか?」「ステロイドを塗ればすぐよくなるけれど ○○軟膏を出すから毎日塗れ濡れますか?」と言われ私は愕然としました。熱が出て寝込む前毎日入浴していた私にとって「フケツ」といわれたのはショックでした。身に覚えがないのです。

自然食の方は熱があっても入浴するようにとのことでしたが、私はヘロヘロになってしまい耳は良く聞こえず眼はかすみがかかって足元もみえない状態で、ベッドから起き上がる力もないほど衰弱しました。入浴なんて重労働です。

もうだめだと思ったのは、私自身の決定でした。死が目の前をちらついていたのです。夫は土佐に言った後言いましたが、あの頃は「途中から死人の顔になっていて鏡を見せられなかった」とのこと。

SOSを受け止めてくれたのはアトピークラブでした。蚊の鳴くような声で「そちらはアトピッコということで子供向けですか?」が最初の質問でした。本当に死にそうで、泣きながらたどたどしい私の長く苦しい訴えを注意深く聞いてくれました。アトピークラブとの出会いはそんな風でした。筆舌し難い部分があります。土佐行きが具体化したときは、意識ももうろうとして、眼がろくにみえずふらついてトイレにも事を欠き、布団を汚してしまった程でした。恐かったのは脱水症状でした口からいれる自然食の野菜汁は下痢してしまうしどうにもなりませんでした。

上田から土佐につくまでも38度から40度の熱があり移動は車とフェリーでしたが連れて行く夫は大変だったことと思います。

土佐の治療はSOD/TXの内服と、SODの生薬が95%のブレンドの塗りぐすりということですが、ステロイドを直接塗っていたときは皮膚が徐々に薄く赤くなっていくのに対してここでは薄皮ができてゆくのです!!驚きました以前は痛いから自分でも恐る恐る触れていた肌が日に日に良くなり退院時にはたたいても痛くない状態でした。

何も知らず挑んだ土佐行きでしたが土佐での治療は想像をはるかに上回るモノであり、この十年間苦しんできたのはいったい何だったのだろうと、しみじみ泣きました。

院長先生(丹羽先生)は治療当初「帰るときは笑ってかえれるわ」といいましたが、私は感激と感謝で、院長先生に抱き着きたいと思い、そのことを処置室で述べたところ「その方が先生喜ぶわ!」との返事。詳細をもっと語りたいのですが大袈裟になってしまうと良くないのでこれくらいにしておきます。

私は楽になった。確かに良くなった。希望もある。今はそう思えます。10年来の健康を取り戻した今は、無知ゆえに体を悪くしていた事を今後少しずつ勉強しまた、アトピークラブの方にフォローしてもらいながらつるつるした肌をキープしてゆきたいと思っている次第です。

私が思うにアトピークラブさんは誠意と熱意が在り、また、会員さんの「良くなりたい」の気持ちが相乗効果で発展しているような気がします。またこのクラブで、それぞれのスタンスで関わり合ってゆけることを素晴らしく思います。

私はまだ治療中の身ですが、今の私の立場で誰かの役に立てるのなら幸せです。苦痛に耐え忍んでおられるのでしたら連絡下さい。微力ですが体験したことをありのままに話すことは可能です。関わりは愛だと教えてもらったことがあります。

まだ知らないアトピッコの友へ
ちはる

「ステロイドの内服と自然回帰療法」智春さん(35歳 女性)

 丹羽式アトピークラブよりひと言

 瀕死の彼女から電話で相談を受けたときは正直本当に動揺しました。とにかくこの電話線一本に命が繋がっているような気がして大病院内でのタライマワシ、無茶な脱ステでスープさえ受け付けず、脱水症状を起こしかけるおこしかけ、本当に命が危ないと感じた私は何時に無い行動を取らざるを得ませんでした。
今なら笑える、本当に良かったね。御家族に感謝。彼女と連絡取りたい方はアトピークラブまでメール下さい。

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